ブラジリア

ブラジルユートピア構想によって高原地帯に人造的に作成された首都。

国連ビルの設計者でもあるオスカー・ニエマイルによって設計された。

ブラジルの首都ブラジリアは、ブラジルの国土のほぼ中央、ゴイアス高原に位置する。

時の大統領クビチェックは1956年、大統領に就任と同時に

首都をブラジリアに移転することを決め、新都市の建設を開始

した。1960年 4月、リオデジャネイロから首都が移された時、

世界中の人々は目を見張った。

ブラジリアは、「50年の進歩を5年で」という、スローガンの元に、
有名な設計者オスカー・ニューマイアーと建築者、ルシオ・コスタを起用し造られた。上空から見ると、飛行機の形をしており、右側は高層住宅、ホテル群が並び、真中はテレビ塔、上は三権広場が
広がっている。三権広場は、飛行機の形をした上側の広場で、
三方を国会議事堂、最高裁判所、大統領府に囲まれている。
広場にはモニュメントが立ち並んでいる。

テレビ塔は、三権広場とバスターミナルの中間にある、高さ２１８ｍの塔。高さ75ｍの展望台まで、エレベーターで登れ、ここからは国会議事堂、カテドラルが望める。

カテドラル・メトロポリターナは、オスカー・ニエマイル設計の大聖堂。１６本の天井の中心から伸びた独特の形からは、天使が天国に登ってゆく姿がうかがえる。
　

ボア・ボンタージ寺院は、全ての宗教のために建てられた施設。視聴覚室、アートギャラリー、インターネットルームなど興味深い場所である。
ドン・ボスコ聖堂は、テレビ塔の南にある。ステンドグラスが作りだす、幻想的な世界がすばらしい。

ブラジルの首都ブラジリアは海抜1152mのブラジル中央高原にあり、1955年クビチェック大統領は荒野に新都市を建設するというユートピア構想を発案、ブラジリアの建設がスタートした。都市計画は国連ビルを設計した有名なオスカール・ニーマイヤーがあたり、パイロット・プランという奇想天外な発想で不毛の大地に人工的な都市を建設した。 

1960年4月、首都をリオ・デ・ジャネイロ市からブラジリアに移した。

みどころは様々な造形美の建築物やステンドグラスが美しい教会など。１泊するなら夜景も是非カメラに収めて欲しい。青い空と目まぐるしく変わる雲の様子と建造物との対比は被写体としても素晴らしい。